Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

中島『人生を「半分」降りる』p.59

中島 義道『人生を「半分」降りる――哲学的生き方のすすめ』京都: ナカニシヤ出版, 1997年, p.59

〈引用〉
 現代日本で、とくに若者のあいだで「明るくしなければならない」重荷は、とても大きいように感じます。それに適応力のない者は疎外されてゆく。自分は「おかしい」のではないか、と思いつめる。しかし、私に言わせれば、結局死で終わる悲惨で残酷な人生を生きる態度としては「暗い」ほうが自然です。「明るい」のは相当無理をしているか(つまり演技がうまいか)、救いようもなく鈍感だからでしょう。
 私も小学生以来、今までいろいろ苦労しながら、努力しながら、ただただ仲間はずれにされることが恐ろしくて、顔をゆがめて明るい快活な雰囲気に無理に合わせてきたのですが、今後こうした努力をいっさいやめることにしました。つまり、それが「人生を〈半分〉降りる」ということなのです。