Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

山本「キリスト教と経済学」『現代におけるカルヴァンとカルヴィニズム』p.168

山本 栄一「キリスト教と経済学――問題の所在とカルヴィニズムへの道」森川 甫編『現代におけるカルヴァンとカルヴィニズム』西宮: 関西学院大学共同研究「現代におけるカルヴァンとカルヴィニズム」(発売 東京: すぐ書房), 1987年, p.168

〈引用〉
 この中で、カルヴァンに始まる改革派の伝統は、カルヴィニズムといわれる最も包括的な世界観を形成するとともに、ニーバーがキリストを救いの民からなる教会の主であるとともに、この世の文化と社会を変革する革新の主でもあると把え、文化に対して最も大きなインパクトを与えた立場であると類型化したものである。
 先の図に戻って概略を述べると次のようになる。神はこの被造世界を創造し、その創造の冠として、世界を神の意思に従って治める器として人間を神の像(かたち)として創造した。人はこの神の戒めに喜んで従い神との交わりに生きるものであったにもかかわらず、この戒めを悪魔の誘いによって破り神との交わりが絶ち切られた罪の状態に堕落し、この地上における世界への働きは苦しみに充ち、遂には死ぬ者となった。