Five Solas

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

エルドリッヂ『だれが沖縄を殺すのか』p.164

ロバート・D. エルドリッヂ『だれが沖縄を殺すのか――県民こそが“かわいそう”な奇妙な構造』PHP新書; 1042, 東京: PHP研究所, 2016年, p.164

〈引用〉
 沖縄のメディアは、本当にその責務を果たしているといえるのだろうか。「臭いものにはフタ」ばかりし、自分たちの主張を述べたいときには「御用学者」を使い放題に使って、自らを正当化しようとはしていないだろうか。もちろん、「御用学者」に意見を言わせることは全国紙にもよくあることである。ただしその場合、普通は少なくとも両論併記をする場合が多い。しかし沖縄では、両論併記はあまり見かけない。
 記事すらプロパガンダ的であり、意図的に真実を隠すようであれば、メディアとしての資格があるとはいえないはずだ。そして何度も繰り返すが、そのようなメディアこそが、究極的には「民主主義を破壊する最大の害悪」になりかねないのだ。
 本書をここまで読み進めて下さった方の多くが、「このようなメディア環境・言論空間に置かれている沖縄県民が、いちばんかわいそうだ」ということに同意してくれるのではないだろうか。
 本当に、沖縄県民は“かわいそう”な存在なのである。そしてこのことは、まさに、私がこれまで二十六年間を過ごし、神戸や東北の大震災で一緒に汗と涙を流してもきた大好きな日本という国の民主主義にとっての大きな傷口だと思う。