Five Solas

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書黙想 ヨハネによる福音書19章12~16節

聖書黙想 ヨハネによる福音書19章12~16節(新共同訳 新約pp.206-207)
ユダヤ人から拒まれたユダヤ人の王」

 誠実でない権力者の努力は虚しいものである。ピラトはイエスの無罪を確信したが、結局はイエスの釈放に失敗した。ピラトの努力を虚しいものにしたのは、群衆の脅かしであった。ピラトはユダヤの群衆の暴動によってローマの信任を失ってしまうことを恐れた。結局ピラトは「祭司長たち」や「ユダヤ人たち」の要求通りにイエスを「十字架につける」ために「引き渡した」。真理が分からなかったので、愚かな群衆の要求に従ったのである。ピラトがイエスのためにしたことがあるとしたら、それはイエスユダヤ人の「王」と宣言したことである。ユダヤ人の真の王が自分の民であるユダヤ人の手に渡されて殺されるというアイロニーを通して、救いの御業が展開する。